緊急提言
                                                   平成23年3月20日
                                              環境防災研究会(JSEDiP)
                                                    代表 斉藤好晴
◎実用的短期地震予測研究の推進

1.緊急提言を行う動機
  (1) 3/11 14:46 三陸沖 M9.0の発生により、大津波を伴う大地震の発生は甚大な被害をもたらす事を
    改めて知り、短期地震予測情報の必要性を痛感したため。
  (2) 公的研究機関では100年はかかるでしょう。民間機関としてなら今すぐにでも可能と考えた
  (3) 民間機関でできることを示し、公的研究機関に対する資金投入を促進させたい
  (4) 短期地震予測情報があれば、巨大地震に伴う人的被害を最小限に食止められる
  (5) 海外にも日本と同様巨大地震発生地帯があり、世界的な貢献をしたい

2.日本の地震予知研究の現状
  以下中央公論 2011年4月号 P196 「どうする!日本の地震予知」上田誠也より。
  是非ご一読願います。3/20産経新聞に論評が載っています→こちら
  (1) 日本の地震学者は地震予知研究を行ってはいない。
  (2) 阪神淡路大地震、中越大地震、東日本大地震、等どれも予知できなかった。
  (3) 宏観現象、地下水、ラドンなどガス放出、地磁気・地電流の異常、電磁気現象の異常、等を
      観測すれば短期地震予測は可能
  (4) 非地震学者による学際的前兆現象の研究が必要
  (5) 地震研究には100億円単位、大学の予知研究には年4億円程度、短期予知研究には1千万円程度
     しか投入されていない。

3.民間による地震予測実施計画の概要
  (1) 地震学者に対する100億円を事業仕分けしてもらいたい。
     →現在の国民のニーズは短期予知であり、それが不可能と言うのなら(不要)不急の
       研究はやめていただきたい
  (2) まず1% 1億円でいい、民間に投入して頂きたい。
  (3) 民間なら実用的地震予測ができる。
     →公的機関が行えば厳しい論理的説明責任が発生する
  (4) 予測を行い、予測と地震発生の相関を検証し、理論は平行して研究する
     →理論の研究には100年を要する
  (5) 空振りはいい、見逃しはいけないのポリシーで予測を発信する。
     →公的研究機関ではこのポリシーは許されない
  (6) 短期予測が的中すればよし、外れれば来なくてよかったと思っていただきたい。
     →気象庁の天気予報、台風等の情報は一般的にこう受け止められている

4.私ができる短期地震予測研究の骨子
  (1) 私は民間の電子機器技術者の立場で貢献したい
     (地震学者でも地震電磁気学者でもありません)
  (2) 私が開発した多周波多方式電磁気現象観測装置、長波帯標準電波観測システムを
     全国の有意な場所に設置し、多点観測を行う
     →観測装置の詳細は当サイトメニュー 9項 その他→電磁波観測装置をご参照下さい
  (3) 他の研究者と連携し、多方式観測を行う
  (4) NPO法人を立ち上げ、国からの資金、個人・法人からの寄付を受入れ、実施する

5.多周波、多方式とは?
  (1) 多周波:直流極超長波超長波長波中波超短波極超短波各周波数帯 
  (2) 多方式:
    a) 近接の2周波同時観測方式
      ・広島市立大学吉田彰顕教授の2周波同時観測に関する下記論文を参考にして開発しました。
       『二周波法によるVHF帯地震電磁現象の観測』 電気学会論文誌C 平成17年6月号 他
      ・現在長波帯、中波帯の観測システムが完成し、超短波、極超短波各周波数帯観測システムを開発中である
    b) 電離層擾乱(じょうらん)観測方式
      ・電気通信大学早川正士教授のLF帯標準電波(JJY)観測に関する下記書籍、論文等を参考にして開発しました
       最新・地震予知学 電磁波異常でわかる、その前兆(祥伝社)ISBN 9784396103866
       なぜ電磁気で地震の直前予知ができるか(日本専門図書出版)ISBN 97849315070
      ・現在長波帯標準電波観測システムが完成している
    c) 見通し外FM局電波観測方式
      ・北海道大学森谷武男博士が実験中の方式
    d) 植物生体電位観測方式
      ・東京女子大学 鳥山英雄名誉教授の下記書籍、論文等を参考にして開発しました。
        樹木・大地・地震―植物生理学と地球物理学の学際序説鳥山 英雄【著】 丸善プラネット 丸善〔発売〕
    e) 大気イオン濃度観測方式
      ・大阪市立大学 故弘原海清名誉教授が開発した方式
      ・NPO法人e-PISCOが実施中
    f) 大気重力波観測方式
      ・ネットワーク地球 宇田進一氏が提唱した方式
      ・当サイトのサンドラの地震予報で宇田論文の検証を目的に実験的に実施中

6.多点観測点はどこに設置したらいいか?
  (1) 下図に国土交通省 日本の主な活断層と地震危険地帯に観測候補地をアンテナマークにて示します
      

  (2) 観測地点候補名
     ・歯舞諸島、根室、釧路、襟裳、青森県太平洋岸、福島県太平洋岸、千葉県太平洋岸、房総半島南部、
      三浦半島南部、大島〜三宅島、伊豆半島南部、御前崎付近、志摩半島南部、紀伊半島南部、室戸岬付近、
      足摺岬付近、宮崎県海岸部、奄美諸島、沖縄諸島、八重山諸島の20ヵ所以上

  (3) 観測地点の選択理由
     ・巨大地震発生の可能性のある震源から概ね100km以内にある

7.電磁気現象観測が有意義と考えられる理由
     ・下図は地震前兆電磁気現象発生模式図です
     ・詳細な説明は割愛しますが、文末推薦書籍を是非ご一読願います
     

8.各方式が有意義と考えられる理由
  (1) 中波帯2周波同時観測方式
     ・阪神淡路大地震の際AMラジオ放送全局にノイズが乗り、聞こえなくなった。詳細を下記に記します。
      東海大学 長尾年恭教授 「地震直前予測への新しい試みと静岡住民から見た東海地震観」より抜粋
      
      

  (2) LF帯標準電波(JJY)観測方式
    (a) 出典:電気通信大学 早川正士名誉教授の著書、論文
    (b) 電離層擾乱
       ・下記に示すように震源からの何らかの影響で電離層が乱れる
       ・その影響で長波帯標準電波の受信電界、位相が変動する
       
    (c) 出現した現象
       ・阪神大震災(1995/1/17)直前日の出、日の入時の変動(Terminator Time)が下記のように出現した
       ・1日前には対馬〜犬吠崎間のどこかで大地震発生が発生すると予測が可能
       ・多点観測をすれば場所の特定が可能
    (d) 実施予定方法
       ・Terminator Timeの変動を入力電界を観測することにより実施
        →位相観測システムは非常に高額なため
       ・JJY福島、佐賀、JJI宮崎、標準電波ハバロフスク、等からの信号を各地で受信する
       

9.今後の実施計画
  (1) NPO法人立ち上げ
  (2) 寄付、会員募集
    →詳細は当サイトご寄付のお願い会員制度に記載してあります
  (3) 観測協力者募集
    →詳細は当サイト観測協力者募集に記載してあります
  (4) 進行中観測システム開発の促進
  (5) 観測システム/装置開発支援技術者募集
  (6) 以上どの項目でも結構です、ご協力いただける方は下記宛メール願います
    saito@jsedip.jp
    
10.推薦書籍
  電気通信大学 早川正士名誉教授監修
    ・地震予知研究の最前線(日本専門図書出版), 2012年、ISBN 978-4-931507-16-6
      \30,000とちょっとお高いですが、重要且つ勉強に必要な論文がほとんど記載されています。
  東京大学 上田誠也名誉教授著
    ・『地震予知はできる』 岩波書店〈岩波科学ライブラリー〉、2001年、ISBN 4-00-006579-3
    ・中央公論 2011年4月号 P196 「どうする!日本の地震予知」
  東海大学 長尾年恭教授著
    ・「地震予知研究の新展開」 2001年、近未来社
    ・「地震予知の科学」 2007年,東京大学出版会(分担執筆)
  電気通信大学 早川正士教授著
    ・最新・地震予知学 電磁波異常でわかる、その前兆(祥伝社)ISBN 9784396103866
    ・なぜ電磁気で地震の直前予知ができるか(日本専門図書出版)ISBN 97849315070
  東京女子大学 鳥山英雄名誉教授著
    ・樹木・大地・地震―植物生理学と地球物理学の学際序説 鳥山 英雄【著】 丸善プラネット 丸善〔発売〕