Since '03.10.18

◎北海道−東北 大地震再発生予測

                                      Update: 03.10.29 12:20
・10/29 06:48北海道東方沖でM6.1が発生、以下の理由で下記の異常がこの先行現象であった可能性は80%と判断します

(1)10/17以降の該当地域で発生した地震リスト

地震加速度情報の検索結果ページ

 このページは、気象情報配信システムから送られるデータと、K-NETの情報のうち、地震加速度情報の検索ページで指定した条件を元に検索し、結果を表示します。

出展:地震予知総合研究振興会(ADEP)


       発生時刻          震源地

気象データ配信サービス
 2003/10/17 23:35:00 日高支庁東部  M3.6  20km 札幌管区
 2003/10/18 07:50:00 釧路沖  M5.1  30km 札幌管区
 2003/10/18 18:32:00 十勝支庁北部  M4.4  10km 札幌管区
 2003/10/19 15:55:00 釧路沖  M4.0  50km 札幌管区
 2003/10/20 08:27:00 釧路沖  M4.8  90km 札幌管区
 2003/10/20 17:34:00 青森県東方沖  M3.5  50km 仙台管区
 2003/10/21 03:37:00 宮城県沖  M3.7  70km 仙台管区
 2003/10/21 10:31:00 宮城県沖  M3.4  70km 仙台管区
 2003/10/21 11:40:00 宮城県沖  M3.2  70km 仙台管区
 2003/10/23 11:27:00 陸奥湾  M3.7  10km 仙台管区
 2003/10/23 23:22:00 福島県沖  M4.7  90km 仙台管区
 2003/10/24 16:38:00 宮城県沖  M3.8  70km 仙台管区
 2003/10/24 22:04:00 釧路沖  M4.5  30km 札幌管区
 2003/10/25 20:09:00 十勝支庁中部  M3.8 110km 札幌管区
 2003/10/26 01:35:00 釧路沖  M3.8  50km 札幌管区
 2003/10/28 13:24:00 宮城県沖  M4.2  70km 東京管区
 2003/10/28 21:31:00 十勝沖  M3.6  60km 東京管区
 2003/10/29 06:48:00 北海道東方沖  M6.1  50km 札幌管区


(2)10/17以降の該当地域で発生した地震のエネルギー総和
現在までの発生地震のエネルギーの総和は9.5×1013ジュールになり、M6.1を若干上回る程度で、予想した地震のエネルギーM7の2.0×1015ジュールをはるかに下回ります。

(3)検討結果
・植物生体電位観測での先行時間は過去の例では3週間が最長であった
・発生場所もマグニチュードの規模も予測誤差範囲内と考えると今回の予測の大地震は80%収束したと考えます。
・先行時間は10/17からまだ12日であること、解放されたエネルギーが予測より小さいため、今後10日間(次期若潮危険期間終了まで)でM6〜M7程度の地震発生の可能性が20%はあると考えます。
・引き続き今後の異常に注意していきます。

                                      Update: 03.10.24 06:30
・10/23東北地方に3つの地震(11:27 M3.7陸奥湾, 14:00 M4.5宮城県北部, 23:22 M4.7福島県沖)が発生しました、強化観測中の北海道-東北大地震に対応する可能性は4割と判断します
・これら3つの地震で放出されたエネルギーの総和は予想のM7に対してまだ1/1800のため、引き続き10月末まで強化観測の必要性は6割あると判断します

                                  1st up load: 03.10.17 21:30
1.この予測のきっかけ
  ・くるぞーくんHPの会員ページで下記の発表があった
   緊急のため、くるぞーくんの管理者の許可を得て引用します。
    - - - - 引用開始- - - -
   情報掲載日:2003/10/17 17:00
   2003/10/20±2日 青森県東方沖を中心の太平洋岸南北100km M7±0.5
    - - - - 引用終了- - - -

  ・10/17の行徳高校の北方、東方データに異常検知

2.最近のTBP(Tree Bioelectric Potential: 植物生体電位)データの異常
  ・10/13の下記データの14:00頃から30分位のマイナス電位の意味に不審を抱いていた
   →5/26の宮城沖と同様の波形であった(アナログデータのため極性はディジタルと上下逆)
   →プラス側とは別の所から伝播してきた複合的信号ではとの疑問があった



3.TBPデータの異常発生頻度
  ・最近の北海道での地震の前兆と思われるマイナス電位の異常検知頻度を下記に示す
  ・30秒に1パルスを1とカウントし、1分継続すれば2とカウントした
  ・5月7月の宮城沖の地震後の余震期間の時と比べ収束している様子がない m(__)m
  ・まだ大地震が来る可能性があることが予測される



4.気象庁発表余震頻度
  ・下記に気象庁発表地震回数を示す
  ・有感が多過ぎる




5.e−PISCO発表震度分布
  ・e−PISCOのユーティリティを用いた最近30日間の地震発生・震度分布を示す
  ・赤の透明楕円で空白域を示す




6.個人的予測
  ・以下は私の個人的見解であり、地震前兆研究会の公式見解ではありません
  ◎以上より下記の様に大地震が発生すると予測します
     いつ:10/17〜10/末
     どこで:前述の空白域のどこか
     規模:若潮より早いと小さく、遅くなればなるほどアスペリティが強いため大きくなる
         →若潮の日(10/21)でM=7、4日前(10/17)ならM=6、4日後(10/25)ならM=8か?

7.本ページご利用のお約束
 地震予測は学術的に証明されたわけではありません。
 大地震発生の前に予測があれば人的被害が軽減されるであろうという願いを持って、あくまで防災用途に個人的見解を述べるものであり、全ての情報はご覧になった方の自己責任でご利用下さい。この情報をお使いになった結果に対し私は何ら責任を負うものではありません。“空振りはいい、見逃しはいけない”の精神であえて発表いたします。
 何事も起こらないに越した事はありませんが、該当する地方にお住まいの方は是非防災情報をご参考の上、十分お気をつけ下さい。また他のホームページもご参考にして下さい。

                                   平成15年10月17日
                           地震前兆研究会 相模原測定点
                                         斉藤好晴