2013/05/28発表 台湾〜先島諸島でのM6以上の地震発生予測

【第5版】 2013/6/15
・下記地震が発生しました。震源は図−8をご参照願います
  6/8 01:38 与那国島近海 震度3 M5.8 深さ25km


・6/14までの与那国島における潮位偏差を下図に示します。
  6/2〜6/6にかけて徐々に降下し、以降上昇しています。



【第4版】 2013/6/6  【第3版】 2013/6/5
・下記地震が発生しました。震源は図−7をご参照願います
・6/2 14:43 台湾付近(23度53分/120度59分)震度1 M6.3 深さ0km
・本予測に相関する地震と考えます。詳細を以下に述べます。

             図−7 震源図 与那国島まで約200q (出典:気象庁)

・6/5までの与那国島における潮位偏差を下図に示します。
  地震前日に跳ね上がっています。

                 図−6 リアルタイム潮位偏差 (出典:気象庁)

・5/31までの与那国島における潮位偏差を下図に示します。
  5/24〜5/27まで偏差は一定になり、5/28から上昇傾向にあります。

                 図−5 リアルタイム潮位偏差 (出典:気象庁)

・マグニチュードを求めた試案を以下に延べます。
・中村不二夫著 “南海地震は予知できる” 高知新聞企業発行 の記述によります。
・1946年(昭和21年)12月21日午前4時19分 潮岬南方沖 78 km(32度56.1/135度50.9分) M8.0
深さ24 km の昭和南海地震前の漁師、住民等の前兆に関する証言をもとに試案を立てました。
・上記著書 P. 157 森光次男氏(大正12年生まれ)の証言によると、高知県須崎市大谷で
地震1時間半前に水深約2mにあった「海底の岩」が干し上がり全部出ちょった、とのこと。
・以上より下記のように考えました。
・海溝型M8級の地震直前には上側プレートは約2mほど隆起する可能性がある。プレート間の
固着力が弱い場合はその前に跳ね、小さなマグニチュードでの地震発生となるのではないか。
・地盤の下降はほぼ直線的に変化するであろう
・図−2の潮位偏差の推移をそのまま伸ばし、2mに達する時期をM8級地震発生時期となるであろう。
・M6、M7級地震発生日はほぼ均等に割り振れば、概ねの発生時期がわかる

【第2版】 2013/6/1
5月の与那国島における最新潮位偏差(気象庁より抜粋)を下図に示します。
5/24〜5/27まで偏差は一定になり、5/28から上昇傾向にあります。
下降期間に比べ上昇期間が長いこと、5/30,31の日変動が大きいことから地震性の地殻変動に
よらない可能性もあります。

                           図−4

【第1版】 2013/5/31
大気重力波、潮位偏差の異常より下図のように予測します。

                        図−3

最近先島諸島で下記のように中規模地震が多発しています。前震ではないかと考えます。
5/26 06:17 宮古島近海 震度3 M4.7 速報値
5/21 17:25 石垣島近海 震度2 M5.8 深さ48km
5/21 15:13 石垣島近海 震度1 M4.7 深さ25km

与那国島、石垣島、宮古島での潮位偏差が直線的に下がっています。
潮位偏差の異常はこちらをご参照願います→先島諸島潮位偏差 (気象庁)
全国潮位観測情報(高知県金子さん作)
与那国島でのデータを下記に示します。陸地が上昇していると考えられます。
黒潮の蛇行、冷水塊、気圧の影響はないと考えられます。下記ご参照。
日本近海 日別海面水温(気象庁)

                                   図−2
5月の与那国島における潮位偏差(気象庁より抜粋)

このまま地殻上昇が続くと仮定した場合の潮位偏差と地震発生時期・マグニチュードの予測
下図より6月中旬に発生する場合はM6.0、7月中旬ならM7.0、8月中旬ならM8.0程度と予測します。

                                   図−1