2013/8/4発表 東北地方太平洋側でのM7級の地震発生予測

【第3版】 2013/8/24 収束宣言
2013/8/4 9/30までに東北地方はるか沖にてMagnitude 7±1の予測を発表しました。
下記が対応地震であったと判断し、 その後の各種データの推移より今回の大地震予測は
以下の理由により収束したものと判断いたします。
8/4 12:28 宮城県沖(38度10分/141度48分)震度5強 M6.0 深さ58km

しかしながら大船渡、鮎川、小名浜、銚子では新たな変化が始まっています。今後も注視していきたいと考えます。

【1】 仙台での大気イオン濃度が完全に静穏化しました


【2】 各地の潮位偏差(σ)も完全に下がりました


                                      函館における潮位偏差


                                     青森県下北における潮位偏差


                                    岩手県大船渡における潮位偏差


                                    宮城県鮎川港における潮位偏差


                                   福島県小名浜における潮位偏差


                                    千葉県銚子港における潮位偏差




【第2版】 2013/8/8
下記の図に示すように各地、各データが静穏化しています。
今回の異常は下記地震に相関した可能性が高いと考えられますが、引続き様子を見ます。
8/4 12:28 宮城県沖 震度5強 M6.0 深さ58km

【1】 仙台での大気イオン濃度が静穏化しました


【2】 各地の潮位偏差(σ)が下がりました


                                      函館における潮位偏差


                                     青森県下北における潮位偏差


                                    岩手県大船渡における潮位偏差


                                    図−5 宮城県鮎川港における潮位偏差


                                   図−6 福島県小名浜における潮位偏差


                                     図−7 千葉県銚子港における潮位偏差





【第1版】 2013/8/4
【0】 本予測を書いているうちに、対応する可能性のある下記地震が発生しましたが、
まだ東北地方での大きな地震発生の可能性もありますので、さらに記述を続けます。

2013/08/04 12:29 宮城県沖 震度5強 M6.0 速報値

【1】 潮位偏差の異常より以下のように予測します
1.地震発生時期:2013/9/30まで
2.場所:東北地方はるか沖(図−1ご参照)
3.地震の規模:Magnitude 7±1
4.この情報は学術的にはまだ確立しておりません。突然大地震が来るより事前に心掛けておいた方がいいと考え、
  防災情報として用心していただくために発信いたします。
5.空振りの場合は来なくてよかったとお考えください。


                        図−1

【2】 東北地方太平洋側で大地震発生を予測する根拠

1.最近東北地方で下記のように中規模地震が多発しています。前震ではないかと考えます。

2013/7/4 0:06 福島県沖 (北緯37度16分, 東経141度30分) 震度2 M5.0 深さ  27km
2013/7/16 7:45 岩手県沖 (北緯39度36分, 東経142度17分) 震度4 M5.1 深さ  70km
2013/7/16 23:09 釧路沖 (北緯42度58分, 東経145度28分) 震度4 M5.1 深さ  47km
2013/7/20 1:39 福島県沖 (北緯37度30分, 東経141度34分) 震度3 M5.4 深さ  45km
2013/7/20 15:06 茨城県沖 (北緯36度14分, 東経141度56分) 震度3 M5.4 深さ  33km
2013/7/21 18:52 茨城県沖 (北緯36度16分, 東経141度49分) 震度2 M5.0 深さ  54km
2013/7/23 12:02 福島県浜通り (北緯37度06分, 東経140度41分) 震度4 M5.2 深さ  8km
2013/7/31 9:14 宮城県沖 (北緯38度05分, 東経142度06分) 震度3 M5.0 深さ  18km


2.最近の潮位偏差異常
 ・函館、下北、大船渡、鮎川、小名浜、銚子での潮位偏差が下がり、σが上昇し下がり始めています。
 ・下記の図−2〜図−7をご参照願います。
 ・なお情報は高知県在住のIT技術者金子光広氏のWeb Site全国潮位観測情報によりました。
 ・下図以外の全国データは→こちら


                                      図−2 函館における潮位偏差


                                     図−3 青森県下北における潮位偏差


                                    図−4 岩手県大船渡における潮位偏差


                                    図−5 宮城県鮎川港における潮位偏差


                                   図−6 福島県小名浜における潮位偏差


                                     図−7 千葉県銚子港における潮位偏差

3.最近の仙台での大気イオン濃度異常
 ・観測開始約1年ですが、初めて観測した異常です。
 ・図−8をご参照願います。


                     図−8 仙台における大気イオン濃度異常

【3】 地震発生時期を2013/9/30までと考えた理由
1.数か月以内に福島沖で「アウターライズ地震」の可能性 最大10メートル級津波がやってくるとの情報がある
  ・東海大学地震予知研究センター長 長尾年恭先生が数か月以内に東北沖をアウターライズ地震が襲う可能性があるとの認識を示した
  ・引用は→こちら
  ・このアウターライズ地震の前兆ではないかと考えました

2.2011/3/11 三陸沖前の潮位偏差の推移を参考にした
  ・大船渡、宮古における潮位偏差の当時のグラフを図−9、図−10に示します。
  ・σが3.11の約3か月前に0近くに戻っています。
  ・今回のM7級ではσが0近くに戻ってから2か月程度ではないかと推測しました。
  ・下図以外の全国データは→こちら


                                     図−9 3.11前 大船渡における潮位偏差


                                     図−10 3.11前 宮古における潮位偏差


【4】 マグニチュードをM7±1と考えた理由
1.前項記載の東北沖でのアウターライズ地震の規模は一般的にM7〜8と考えられるため