JP0807-08 '08.07.24
1.7/14 17:00 気象衛星「ひまわり6号」にて以下の雲画像を観測しました。元画像は→
こちら
大気重力波の異常が見られます。
出典:高知大学
2.大気重力波の異常面積からMと先行期間を求めました。
M=logαA
M:マグニチュード
α:面積に応じた補正係数(この場合は1.4)
A:面積 km
2
先行時間 T=6.9M-28.4
A=85,435 km
2
α=1.3
M=5.045580701
T=6.414506837
以上よりM=5.0、先行期間7日と求まります。
経験則より以下のように予測し、7/18くるぞーくんとの共通ページ、サンドラの地震予報にて発表しました。
地震発生予測 |
予測No |
発表日 |
時期 |
場所 |
規模(M) |
JP0807-08 |
7/18 |
7/21±3 |
岩手県(39.5/141.2)を中心に100km以内 |
5.0±0.5 |
3.以下の地震が発生しました。
対応地震(出典:記載なき場合は気象庁) |
発生日時 |
場所 |
緯/経度 |
震度 |
規模 |
深さ |
7/24 0:26 |
岩手県沿岸北部 |
39.7/141.7 |
6強 |
M6.8 |
120km |
出典:気象庁
3.検証
・前記大気重力波での異常はこの地震の前兆であったと判断します。
・上記高知大学の画像をよく見ると千葉沖、中国地方にもさざなみ状の雲があり、雲のない領域も連続していると考えられ、大気重力波が発生している範囲を見直すと下記のようになる。
面積を計算しなおし、M, Tを再計算すると下記のようになる。
A=481,172
α=2
M=5.983330054
T=12.88497737
従って予測は以下のようになる。
地震発生予測 |
予測No |
発表日 |
時期 |
場所 |
規模(M) |
JP0807-08 |
7/18 |
7/27±5 |
岩手県(39.5/141.2)を中心に100km以内 |
6.0±0.5 |
M=6以上の場合の予測時期は±5日、半径は200kmとしている。