P0806-02 '08.06.14
1.6/6 14:00 気象衛星「ひまわり6号」にて以下の雲画像を観測しました。元画像は→
こちら
大気重力波の異常が見られます。
出典:高知大学
2.大気重力波の異常面積からMと先行期間を求めました。を観測しました。
M=logαA
M:マグニチュード
α:面積に応じた補正係数(この場合は1.4)
A:面積 km
2
先行時間 T=6.9M-28.4
A=147,616km
2
α=1.4
M=5.315261174
T=8.275302103
以上よりM=5.3、先行期間8日と求まります。
経験則より以下のように予測し、6/8くるぞーくんとの共通ページ、サンドラの地震予報にて発表しました。
地震発生予測 |
事前 EOP |
予測No |
発表日 |
時期 |
場所 |
規模(M) |
JP0806-02 |
6/8 |
6/14±3 |
山形県最上町(38.8/140.6)を中心に100km以内 |
5.3±0.5 |
3.8% |
3.以下の地震が発生しました。
対応地震(出典:記載なき場合は気象庁) |
発生日 |
場所 |
緯/経度 |
震度 |
規模 |
深さ |
2008/6/14 8:43 |
岩手県内陸南部 |
39.0/140.9 |
6強 |
M7.0 |
10km |
出典:気象庁
3.検証
・前記大気重力波での異常はこの地震の前兆であったと判断します。
・大気重力波が発生している範囲を見直すと下記のようになる。
面積を計算しなおし、M, Tを再計算すると下記のようになる。
A=491,456km
2
α=2.1
M=6.013704343
T=13.09455997
従って予測は以下のようになる。
地震発生予測 |
事前 EOP |
予測No |
発表日 |
時期 |
場所 |
規模(M) |
JP0806-02 |
6/8 |
6/19±5 |
山形県最上町(38.8/140.6)を中心に200km以内 |
6.0±0.5 |
0% |
M=6以上の場合の予測時期は±5日、半径は200kmとしている。